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発行/河出書房新社
作/スタニスワフ・レム
1921年生まれ。ポーランドSF界の第一人者であり、哲学者、未来学者、エッセイスト。著作はリアリズム小説から風刺にまで及ぶ。
本の紹介/
“架空の書物の書評集”という前代未聞の本作。『新しい宇宙創造説』、『ロビンソン物語』、『誤謬としての文化』などと題された、一癖も二癖もある偽書物と、その書物に対する熱量あふれる書評を収録。パロディやパスティーシュが満載のユーモアあふれる一冊です。
SNSで“発信するために読書する”なんてことがある時代ですが、すべてに意味を求めなくても良い。わからないことを楽しんだり、面白がったり。そういう読書もあって良い。そんなふうに思わせてくれてる作品です。
レビュー記事/
https://edimart.jp/edimag/ichiran/p3183/
本を選んだ人/
[名前]
児玉雨子
[肩書]
作詞家・作家
[プロフィール]
A-Sketch所属。アイドル、声優、テレビアニメ主題歌やキャラクターソングを中心に作詞提供。 小説やエッセイ執筆も行う。著書『誰にも奪われたくない/凸撃(河出書房新社)』を2021年に発売。