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『金色の死』/選書者:児玉雨子さん・作家、作詞家

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発行/講談社 作/谷崎潤一郎 1886年生まれ。大正・昭和時代に活躍した作家。伝統的な日本語による美しい文体を確立し、代表作には『痴人の愛』『春琴抄』などの純文学作品が挙げられる。 彼の芸術性をつき詰めた文学は海外からも評価が高く、数多くの翻訳本が出版されている。 本の紹介/ 谷崎の多彩な個性が発揮される大正期の作品群七篇を収録した一冊。表題作である『金色の死』は、「私」と少年時代からの友人である岡村君の人生を「私」目線で描いた作品です。岡村君は自分の肉体を芸術作品とするために美を追求し、最終的には「絢爛なる芸術の天国」を作り上げます。なんとも怪奇的な話でありますが、芸術性の高い美しい文章は健在です。 『金色の死』は、谷崎がその存在を後に隠そうとした作品としても有名であり、のちに三島由紀夫が自身の著書である『三島由紀夫の美学講座』で本作を批評したことでも知られています。さらには、そして江戸川乱歩が狂喜して『パノラマ島奇談』を書くきっかけになったとも言われるなど、後世に多大な影響を残した作品と言えるでしょう。 レビュー記事/ https://edimart.jp/edimag/ichiran/p3183/ 本を選んだ人/ [名前] 児玉雨子 [肩書] 作詞家・作家 [プロフィール] A-Sketch所属。アイドル、声優、テレビアニメ主題歌やキャラクターソングを中心に作詞提供。 小説やエッセイ執筆も行う。著書『誰にも奪われたくない/凸撃(河出書房新社)』を2021年に発売。

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