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発行/新潮社
著者/ライナー・マリア・リルケ
プラハ生まれ。オーストリアの軍人だった父によって入学させられた陸軍士官学校の空気に耐えきれず約一年で退学。リンツの商業学校に学びながら詩作を始める。二度のロシア旅行の体験を通じて文筆生活を決意し、詩の他、小説・戯曲を多数発表。後にパリに移り住み、一時ロダンの秘書も務めて大きな影響を受けた。また生涯を通じて数多くの書簡を残している。
本の紹介/
1875年生まれのドイツ語詩人として知られるリルケ。本書は、現代抒情詩の金字塔といわれる「オルフォイスへのソネット」をはじめ、二十世紀ドイツ最大の詩人リルケの独自の詩境を示す作品集。
独特の宗教観や世界観をもつリルケの詩。普段使わないような言葉やセンテンスの組み合わせは、文字だけを追って読むと?が浮かんでしまうことも。一方で、指針になる考え方が持って読むことで、リルケの思想が少し理解できるような気がするのです。
自分の思想や経験を重ね合わせることで、リルケが描き出す詩の世界観をより深く味わうことができるのではないでしょうか。
レビュー記事/
https://edimart.jp/edimag/ichiran/p2649/
本を選んだ人/
[名前]
上野皓平(The Songbards)
[肩書]
アーティスト
[プロフィール]
兵庫県神戸市出身。2019年11月、ビクターエンタテインメントのロックレーベルであるGetting Betterから、1stフルアルバム『CHOOSE LIFE』をリリースしメジャーデビュー。