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発行/光文社文庫
著者/アーサー・コナン・ドイル
イギリスの作家、医師、政治活動家。推理小説・歴史小説・SF小説などを多数著した。とりわけ『シャーロック・ホームズ』シリーズの著者として知られ、現代のミステリ作品の基礎を築いた人物。SF分野では『失われた世界』、『毒ガス帯』などチャレンジャー教授が活躍する作品群を、また歴史小説でも『ホワイト・カンパニー』やジェラール准将シリーズなどを著している。
本の紹介/
世界一有名な探偵シャーロック・ホームズと、その相棒ワトソン。彼らが数々の難事件を解決していくシャーロック・ホームズシリーズの短編集のうち、最初に刊行されのが本書です。
ホームズが唯一意識した女性アイリーン・アドラーの登場する「ボヘミアの醜聞」をはじめ、赤毛の男に便宜を図る不思議な団体「赤毛組合」の話、アヘン窟から話が始まる「唇のねじれた男」、ダイイングメッセージもの「まだらの紐」など短編12編を収録しています。
ミステリー小説の設定として定着している“超人的な推理で真相を解明する探偵と、その姿を読者目線で語る相棒”という鉄板フォーマット。その起源でもあるホームズとワトソンの活躍は、老若男女問わず楽しめるはずです。
レビュー記事/
https://edimart.jp/edimag/ichiran/p2415/
本を選んだ人/
[名前]
太田忠司
[肩書]
作家
[プロフィール]
愛知県出身。本格ミステリ作家クラブ事務局長。これまでの著作数は100作以上に及び、2021年4月には新刊『麻倉玲一は信頼できない語り手 (徳間文庫)』を発売した。