発行/筑摩書房
編者/鶴見俊輔 、安野光雅、井上ひさし、森 毅、池内紀ほか
本の紹介/
現代に生きる哲学者や評論家がテーマに沿ったアンソロジーを編む「ちくま文学の森」シリーズ。本書は恋愛がテーマになったシリーズ7作目です。
裏切りの愛と幸せな狂気。恋愛天文学(子夜)、前の妻・今の妻(吉野秀雄)、予審調書(阿部定)など、エッセイから論文まであらゆるジャンルから文章を集成。なぜ人は恋をするのか、なぜ人は愛する人を裏切るのか。そんな人間にとっての永遠のテーマを読み解こうする素敵な一冊です。
国内外を問わない先人たちの思索の跡をたどることで、自分なりの哲学を見つけ出す手助けをしてくれるのではないでしょうか。
本を選んだ人/
[名前]
水野史恵
[肩書]
ディレクター
[プロフィール]
編集プロダクション「エディマート」に所属。編集や執筆のお仕事をしています。好きな本のジャンルはエッセイ。ちょっとした幸せが垣間見えたり、疑似体験ができたり、時には書き手のダメさ加減に救われたり。忙しい毎日の中で一呼吸できるようなエッセイを中心に、書籍をセレクトします。