

発行/ブロンズ新社
著者/マージェリィ W.ビアンコ
1881年、ロンドン生まれ。「ビロードのうさぎ(The Velveteen Rabbit)」の出版を機に、小説家から絵本作家に転身。「ビロードのうさぎ」は1922年の出版以来、名作として世界中で愛され続けている。
画・訳/酒井駒子
兵庫県出身の絵本作家。2004年『きつねのかみさま』で第9回日本絵本賞、2009年『くまとやまねこ』で第40回講談社出版文化賞受賞。
海外でも多くの賞を受賞するなど、日本国外からも注目されている。
本の紹介/
クリスマスの日、ぼうやの家にやってきた「ビロードのうさぎ」。
新しいおもちゃの登場によって、おもちゃ棚の隅で忘れられていたビロードのうさぎは、「子どものほんとうのともだちになったおもちゃは、ほんものになれる」という話を聞きます。
ある日、ひょんなことからビロードのうさぎはぼうやの一番のお気に入りとなり、それ以来毎日を一緒に過ごすように。
果たしてビロードのうさぎは、「ほんもののうさぎ」になれるのか……。
我が家の子どもたちはこの絵本がとても好きで、読み聞かせた回数は数え切れません。
子どもたちは読んだあとに「悲しいね」と言うこともあれば、「よかったね」と言うことも。成長によっていろいろな捉え方をして、そのたびに感情を学んでいるのだなと思いました。
ストーリーもさることながら、美しい絵と言葉たちにも心惹かれる一冊です。
本を選んだ人/
[名前]
ウシマルトモミ
[肩書]
ライター
[プロフィール]
女性ライターチーム【mamhive】所属。ヘアメイクの経験を活かし、仕事では主に美容記事を作成しています。最近引っ越した家は、図書館まで約20秒という恵まれた立地。「知りたいこと」はネットで調べても、「覚えておきたいこと」は本で調べるようにしています。小説やエッセイも好きですが、学生時代に出題された小説文でテスト中に号泣するほど物語に入ってしまうタチ。なので、じんわりする本やハッピーエンドの本を中心に紹介しています。