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『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』/選書者:大塚亜依・編集者、ライター

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1,320円

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発行/福音館書店 文/斎藤倫 詩人。2004年『手をふる 手をふる』でデビューし、『さよなら、柩』『本当は記号になってしまいたい』などの詩集がある。初の長編物語『どろぼうのどろぼん』で、児童文学者協会新人賞、小学館児童出版文化賞を受賞。絵本に『とうだい』『まちがいまちにようこそ』などがある。また、『えーえんとくちから 笹井宏之作品集』に編集委員として関わる。 画/高野文子 漫画家。看護師学校在学中に、同人誌へ漫画の発表を始める。1982年に漫画家協会優秀賞、2003年に手塚治虫文化賞を受賞。おもな作品に、『るきさん』『棒がいっぽん』『黄色い本 ジャック・チボーという名の友人』、絵本『しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん』などがある。 本の紹介/ 本と詩をこよなく愛する“いい年をしたおっさん”の「ぼく」と、「言葉がなってないから本を読め」と先生に言われた小学生の「きみ」。きみがぼくの家を訪ねてくるたび、ぼくはきみのための詩を手渡していく―。長田弘、まどみちお、萩原朔太郎、石垣りん、高階杞一らの20篇の詩のアンソロジーでありながら、詩と言葉をめぐる二人の対話が重なっていくあたたかな物語になっています。 「ことばと、ことばのあいだのすきまにおっこちちゃうかんじ」、「いみが、わからなすぎて、おんがくみたい」と、詩の世界をのびやかな感性で味わう子どもの「きみ」との時間のなかで、大人である「ぼく」も新鮮な発見をしたり、大切なことに気づかされたり。 「くちずさむだけで、だいじょうぶだとおもえるような詩が、せかいにはたくさんある」。 詩に出会うよろこび、言葉を味わう自由さをやさしくユーモラスでありながら深いところまで教えてくれ、詩がぐっと親しい存在に。まずは子どもに向けられた作品ですが、大人も十分に楽しめ、読み終わるのが惜しくなります。 レビュー記事/ https://edimart.jp/edimag/ichiran/p2146/ 本を選んだ人/ [名前] 大塚亜依 [肩書] 編集者・ライター [プロフィール] 子どもの頃から本が好きで、言葉のもつ力に助けられてきました。編集の世界に入ったのは、本や言葉の近くにいたかったから。編集プロダクション「エディマート」に8年ほど勤め、今は子育てをしながら、フリーランスで編集や執筆の仕事をしています。本屋さんと図書館が大好きで、本とノートとペンを持って喫茶店で過ごすのが何よりの楽しみ(地味…!)。言葉の力を感じられて、元気や勇気やいろいろな感情をもらえる本、暮らしや仕事、生きることが楽しくなる本、子どもにも大人にも届けたい絵本などを中心にセレクトします。

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