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『海苔と卵と朝めし』/選書者:水野史恵・編集者

1,815円

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発行/河出書房新社 著者/向田邦子 作家・脚本家。『時間ですよ』『寺内貫太郎一家』『阿修羅のごとく』『あ・うん』『だいこんの花』『七人の孫』など、20年間に1000本以上の脚本を執筆。エッセイ、小説にも才能を発揮し、1980年、短編の連作『花の名前』『かわうそ』『犬小屋』で直木賞を受賞。81年、遠東航空機墜落事故で死去。享年51歳。83年には、優れた脚本に対して与えられる「向田邦子賞」が創設された。 本の紹介/ 食べものエッセイに定評のある向田邦子の食いしん坊エッセイ傑作選。食事の場の雰囲気、食材の緻密な描写、まるで自分の目の前に食べものがあるかのような臨場感など、作者らしい食べものの描写が満載。 何気ない朝食の風景、幼年時代のおやつの記憶、大人になってからの食べ歩きの思い出など。それぞれのエピソードまつわる登場人物との会話や思い出も読みごたえがあります。 “食べる”という人間の基本的な営みを、とっても魅力的に文章化する著者の表現力にも見どころです。 この本を読んだあとには、“食べる”ことが一層楽しみになるはずです。 本を選んだ人/ [名前] 水野史恵 [肩書] ディレクター [プロフィール] 編集プロダクション「エディマート」に所属。編集や執筆のお仕事をしています。好きな本のジャンルはエッセイ。ちょっとした幸せが垣間見えたり、疑似体験ができたり、時には書き手のダメさ加減に救われたり。忙しい毎日の中で一呼吸できるようなエッセイを中心に、書籍をセレクトします。

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